ヤスリ

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クロムハーツの修理&カスタム情報

―――――――――――――――― 第11号
1.シルバーってどうやって削るの?

シルバーを加工するには、
鋳造する、溶解する、削る、彫る、溶接する、磨くなどの方法がありますが、
今回は「削る」ことに焦点を当ててみたいと思います。

金属を削るときに、よく使用される道具の一つがヤスリです。
ヤスリをシルバーの上で往復運動させると、シルバーが粉になって削れていきます。

ヤスリの構造は、おろし金に少し似ています。
例えば、大根おろしを作る際は、おろし金の上で大根を往復運動させますが、
それとは反対でヤスリの場合、シルバーの上でヤスリ自体を往復運動させて削ります。

ヤスリ掛けのポイントは、
始めは目の粗いヤスリで大まかに削り、
それから少しずつ段階的に目の細かいヤスリに変えて丁寧に削っていくことです。
そうすることで粗いヤスリの跡を消していきます。

この手順をおろそかにして磨くと、ヤスリの削り跡が残ってしまいます。
ヤスリの削り跡が残った状態で仕上げの磨きをすると、
光っているのにヤスリの跡が残ってしまいます。
その部分を磨いて取ろうとすると、その部分のラインがだれてしまいます。

そのような場合は、再びヤスリ掛けまで戻ってやりなおします。
そうして、下地をきっちり作って磨くと、ラインが決まっていて、
かつ輝いているというシルバーアクセの理想的な状態になります。

また、ヤスリの中央部だけで往復運動させると、その部分のみ摩耗
して徐々に削れにくくなります。ヤスリを長持ちさせるコツは、
ヤスリの全体を使って削ることです。

ヤスリ掛け一つとっても、これだけのノウハウが凝縮されています。

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2. ホームページ更新情報

クロムハーツ セメタリークロスリング22Kダイヤモンドパヴェ

材質不明なアクセサリーを修理しました。

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■編集後記
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これから「クロムハーツの修理&カスタム情報」では、
皆さんに役立つ情報を提供できればと思っています。
ご感想・ご意見など、お気軽にご連絡ください。
では、また来週お会いしましょう!!(石津 雅之)

クロムカスタム工房株式会社
代表取締役 石津雅之 (info@kuromu.com)
◆一級貴金属装身具製作技能士◆
◆GIA GG(米国宝石学会宝石鑑定士)◆
545-0005大阪府大阪市阿倍野区三明町1-8-2
(TEL) 0120-958-966
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