彫金のタガネの話
クロムカスタム工房では、日本古来の技法である和彫りで
アクセサリーに宝石をカスタムしております。
この和彫りには、ある特徴があります。
彫りに用いるタガネの刃先に光沢があると、彫った部分にも光沢が出るのです。
反対にタガネの先端部分に光沢がないと、彫った部分も光沢がありません。
曇った彫り跡になってしまうのです。
※タガネ(鏨)は、鋼で作った棒状の工具のことです。
主に、先端を尖らせて木工のノミのような使い方をします。
貴金属などに彫りを入れる技法に使用されます。
おそらくは刃先の地金に面した部分が「磨きヘラ」の役割をして、
光沢が出るのだろうと思われます。
つまり、タガネをベストな状態に保つことが一番なのです。
タガネを研ぐのは、技術を必要とする大変な作業です。
やはり職人は道具が命。
彫り跡が輝いているのは、一流の彫金師の証です。
私石津も職人として駆け出しの頃は、美しい彫りのため試行錯誤の連続でした。
今は、そうして培った技術を全てクロムハーツに捧げています。
ちなみにシルバーアクセの場合、イブシを入れて黒くすると、
ご説明したような彫り跡の違いはハッキリ見えなくなります。
しかし、よく見れば全体が美しい仕上がりとなっているのです。
見る目のある方には、きっとお分かり頂けると思います。
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2. ホームページ更新情報
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■編集後記
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これから「クロムハーツの修理&カスタム情報」では、
皆さんに役立つ情報を提供できればと思っています。
ご感想・ご意見など、お気軽にご連絡ください。
では、また来週お会いしましょう!!(石津 雅之)
クロムカスタム工房株式会社
代表取締役 石津雅之 (info@kuromu.com)
◆一級貴金属装身具製作技能士◆
◆GIA GG(米国宝石学会宝石鑑定士)◆
545-0005大阪府大阪市阿倍野区三明町1-8-2
(TEL) 0120-958-966
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