プラ製メガネ加工“できること”&“できないこと”お答えします

クロムハーツメガネ修理中

今回は、久しぶりに

アイウェアをテーマにお届けします。

クロムカスタム工房では、

メガネ or サングラスに関しても

よくお問い合わせをいただきます。

しかし、やむなくお断りするケースも

まれにあります。

「クロムカスタム工房の辞書に

不可能という文字はありません」

こう言えるようにならねば…

と、日頃から私石津は考えておるのですが

時には、壁が立ちはだかります。

「できます」と即答できるもの、

その逆に、どうしても実現が難しいもの。

例をあげて少し解説してみたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇◆蘇るフレーム◆◇

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

まずは、プラ製メガネで、できること。

その中でも、ご要望の多いのが“補修”です。

日常使いをするうちに、落としてしまったり

ぶつけてヒビが入ってしまったものです。

ただ接着するのではなく、

目立たないように補強するのがポイントです。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【メガネ『GITTIN ANY?』補修】

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

こういった修理はメガネユーザーの方から

ご好評いただいています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇◆王道カスタム◆◇

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

そして、なんといってもダイヤカスタム。

↓こちらは、各パーツのモチーフに

ダイヤを入れた例です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【メガネ『INSTABONE2』パヴェ】

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

このモデルは、正面から見えるプラスが

取り外しできませんでした。

ですので、そのままフレーム部分を養生し、

加工しています。

このように、パーツを分解できなくても、

宝石セッティングは可能であることが多いです。

↓こちらは、パーツを全て分解できた例です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【メガネ『HEY JACK U LATE2』パヴェ】

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ダガーの雰囲気が最高です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇◆カラーのチェンジは…◆◇

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

そして、問題はここからです。

↓まずは、こちらのメガネをご覧ください。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【メガネ『INSTABONE2』新品仕上げ】

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

これは、磨いて新品仕上げをしましたが

もともとは、次のようなご相談でした。

「フレームを黒に塗装できますか?」

実は、結論から申しますと

プラ部分の塗装は、できません。

今まで、プラ製フレームの修理などは

数多くお受けしてきました。

しかし、塗装となると、少し話は変わるんです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇◆「なんか違う」の壁◆◇

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

クロムハーツのプラ製メガネフレームは

ほとんど、アセテートが使用されています。

アセテート自体は、加工のしやすい優秀な素材。

小ロットで製造できるため

デザイナーの方も、様々なカラーを展開できます。

ただ、正直なところ、

それを後から色付けするのは

“すべきではない”のです。

そもそも仕上がりの質感が変わるため

お客様のイメージと異なってしまう可能性が大きく;

“期待したものと、なんとなく違う”

というご感想をいただくことになってしまいかねません。

そういったこともあり、

メガネの塗装ウン十年という職人の方でさえ

プラ塗装には対応していないケースが多いんです。

なんとも、もどかしい話ではあります。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇◆カラーを活かして◆◇

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

というわけで、プラ製フレームの

カラーのチェンジは残念ながらNGです。

ですが、一皮剥くような艶出し研磨なら、できます。

元の美しさに近付けるのは可能なんです。

プラのフレームをご購入の際は

“そのカラーを長く愛せるか?”

十分に吟味されることをオススメします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇◆金属は?◆◇

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

さて、おそらく

「プラ以外なら塗装できるのか?」

という疑問が浮かんだかと思います。

金属素材なら、基本的には可能です。

(※アルミニウムとマグネシウム以外)

パーツを分解し、外すことができれば

おそらく対応できると思います。

ただ、チタン製のフレームなど

そのままの色味が1番クールだと

個人的には思うのですが…(?)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇◆まとめ◆◇

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

お分かりいただけましたでしょうか?

プラ製メガネフレーム加工に関しては

現状、以下のようになります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◆OK◆

・補修、宝石カスタム、艶出し新品仕上げ

◆NG◆

・カラーチェンジ塗装

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

どうぞご理解の程よろしくお願いします。

しかし、“できること”というのは

これから増えていく可能性もあります。

「これは、どうだろう?」

と思われたら、まず試みに

石津までご連絡ください。

お望みに近い形にできるよう

柔軟に対応致します。

クロムカスタム工房は

加工件数【3,785件】業界No.1、クオリティーもNo.1です。

◆一級貴金属装身具製作技能士

◆GIA GG(米国宝石学会宝石鑑定士)

両方をあわせ持つ店長の石津が、ご要望にお応えします。

どんなことでも、お気軽にご相談ください。

お問い合わせをお待ちしております。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

2. ホームページ更新情報

クロムハーツ フローラルクロスリング1ダイヤをパヴェにカスタム

クロムハーツ フローラルクロスIDブレスレットの金具を修理しました。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

■編集後記

______________________

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

これからも「クロムハーツの修理&カスタム情報」では、

皆さんに役立つ情報を提供できればと思っています。

ご感想・ご意見など、お気軽にご連絡ください。

では、また次回お会いしましょう!!(石津 雅之)

クロムカスタム工房株式会社

代表取締役 石津雅之 (info@kuromu.com)

◆一級貴金属装身具製作技能士◆

◆GIA GG(米国宝石学会宝石鑑定士)◆

546-0041 大阪府大阪市東住吉区桑津5丁目14-1

(TEL) 0120-958-966

______________________

メールマガジン「クロムハーツの修理&カスタム情報」

☆発行責任者:石津雅之

☆公式サイト https://www.kuromu.com/

クロムハーツのブログ 

☆バックナンバー https://goo.gl/MMRTE1

☆メールマガジンの登録、解除 https://www.kuromu.com/blog/archives/7098

☆お問い合わせ info@kuromu.com