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クロムハーツの修理&カスタム情報
―――――――――――――――― 第7号
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1. ロウ付けって何?
当店のHPやブログには、『ロウ付け』という言葉が、ちらほら登場します。
ロウ付けとは、金属同志を接合する方法の一種なのですが、今回はその手順について皆さんに解説してみたいと思います。
まず『ロウ』とは何ぞや?とお思いの方、ロウは「金属を接合するときに使う合金」のことなんです。
ちなみに漢字では『鑞』と書きます。
(難しいですね〜。画数多すぎて、空では書けません(;^_^A。)
このロウは、接合する金属よりも融点の低いものを熱で溶かして使うのですが、
一言で言うと、接着剤の様な役割をしてくれるんですね。
ロウにも色々種類があり、どんな金属を接合したいかによって使い分けます。
今回は、棒状のシルバーをリングの様な輪に加工し、その接合面を銀ロウでロウ付けします。
銀ロウは純銀に真鍮(銅+亜鉛)を足したものです。
接合したいシルバーよりも融点が低い銀ロウを選びます。
ロウ付けに使用する道具は、下記の写真3点「銀ロウ、フラックス、バーナー」を使います。
【銀ロウ】
【フラックス】
(接合する金属の酸化を防ぐとともに、ロウを流れやすくするために用います。)
【バーナー】
が使用する、主な道具です。
まず、銀のロウ付け個所にフラックスを塗ります
(ロウの酸化を防ぎ流れやすくなります。)
フラックスを塗った場所に、銀ロウを置きます。
バーナーでシルバーを加熱します。
そうすると、銀ローが融けて隙間に流れ込みます。
隙間が、ピッタリ埋まりました。
水で冷却して、洗浄して完成です。
以上が、ロウ付けの工程です。
同じような手順で、シルバーリングのサイズ直しや、その他アイテムの修理をしています。
コツは、フラックスをタップリ塗るのと、ロウ付けするシルバー全体を加熱することです。
ロウ付けは、熟練すると溶けたロウが思い通りに流れるので、実は結構楽しいんですよ!
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2. ホームページ更新情報
クロムハーツ IDフローラルクロスブレスレット ダイヤパヴェ
クロムハーツ クロスペンダントSM 1ダイヤモンド
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■編集後記
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これから「クロムハーツの修理&カスタム情報」では、
皆さんに役立つ情報を提供できればと思っています。
ご感想・ご意見など、お気軽にご連絡くださいね♪
では、また来週お会いしましょう!!(石津 雅之)
代表取締役 石津雅之 (info@kuromu.com)
◆一級貴金属装身具製作技能士◆
◆GIA GG(米国宝石学会宝石鑑定士)◆
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クロムカスタム工房
(TEL) 0120-958-966
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