クロムハーツを生み出した
生ける伝説、リチャード・スターク。
この真のカリスマも
2020年5月に60回目の誕生日を迎えます。
今回は、リチャードの歩んできた道と
その創作の原点を、改めてクローズアップしたいと思います。
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◇◆1960年(誕生)◆◇
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1960年5月19日、
彼はアメリカ・ニューヨーク州の
ユーティカという街で生まれました。
1人っ子だったそうです。
「スクール・デイズは楽しかった」
と回顧しています。
家の近くの墓地(セメタリー)を見ながら育ったリチャード。
少年の心に、その原風景が刻まれていきました。
↓セメタリーリング加工例
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【セメタリーR ブラックダイヤカスタム】
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【セメタリーR 持ち込み石カスタム】
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クロスやセメタリーは、彼の原点。
研ぎ澄まされた感性がダイレクトに伝わってきます。
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◇◆1978年(18歳)建築の道へ◆◇
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進路を決める年頃になると、
リチャードは建築の専門学校へ通います。
1979年(19歳)に大工職人に弟子入りし
建築の基本を習得。
その一方で、1984年(24歳)頃までに
レザーの販売に携わるようになります。
ちなみに、初めての愛車は1985FLHPハーレー。
若い頃からブレてません。
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◇◆1985年(25歳)レザーウェア制作◆◇
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レザーに魅了されたリチャードは
走るためのレザーウェアを作り始めます。
これが、クロムハーツへと続く第1歩。
自分が欲しいもの、友達が欲しがるものを
作ったんです。
何年も着られる、特別な1着を。
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◇◆1988年(28歳)クロムハーツ設立◆◇
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1988年10月、その瞬間がやってきます。
『静かな落ち着いた夜、
お気に入りのデザインを思い付く→
クロムハーツと名付ける』
その時の様子を、後から本人が語っています。
「その一晩で今実現しているコンセプトは出来上がってたんだ。
ジーザスみたいだろ(笑)?」
そう言われると、本当に
「ジーザスに近い生き物なんではないか?」
と思えてきます。
レザーウェアに施していたシルバーパーツが
アクセサリーとして進化を遂げていきます。
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◇◆1992年(32歳)最優秀賞◆◇
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ジョン・バウマン(革のセールスマン)
レナード・カムホート(彫金職人)
この2人とともに、飛ぶ鳥を落とす勢いで
クロムハーツは人気ブランドとなっていきました。
そして、アメリカ・ファッション・デザイナーズ協会(CFDA)
アクセサリー部門 最優秀賞を受賞。
「そんな賞、聞いたこともなかったけど」
と、デザイナーであるリチャード本人は
クールだったようですが…
ロックスター達も、こぞってクロムハーツを
愛用するようになっていきました。
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◇◆1996年(36歳)N.Y.◆◇
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そして、遂にN.Y.で初の直営店をオープン。
3年後(39歳)には、第2号店となる
「CHROME HEARTS TOKYO」を南青山に作りました。
この聖地ができたことは、
日本のファンにとっても大きな変化でした。
1998年のインタビューにて
リチャードは次の様に語っていました。
「デザインはもう泉のように湧き出てくるんだよ」
思うまま、感じるままに駆け抜けた30代。
己の直感にしたがい、登り詰めた彼の成功は
ただただ憧れでしかありません。
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◇◆2000年(40歳)新たなスタート◆◇
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この年、クロムハーツ・マガジンvol,1が
創刊されました。
毎号、クオリティーの高いアートワークが
ブランドの世界観を表現しています。
Vol,1の中でリチャードは
クロスについて、こう発言していました。
「…(中略)モノとして、カタチとして
すごく綺麗だと思うだけ」
そして、その美意識が
クロムハーツを成熟させていったのです。
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◇◆2001年(41歳)OSAKAオープン◆◇
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40代も、リチャードの勢いは止まりません。
大阪の直営店が完成し
関西のファンは歓喜しました。
私石津は、なにかといえば店へ足を運び
クロムハーツを身近に感じられるようになりました。
次いで、香港(43歳)、パリ(46歳)、
ロンドン(47歳)と世界に広がっていきます。
その後は…、皆様もご存知の通り。
数々のコラボ等、新しい試みも続けながら
シルバーアクセサリーの代名詞となりました。
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◇◆スターク一家の未来◆◇
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こう思いました。
「なんとなく、つかみどころが無さそうやな」
ちょっと眠たそうな、気だるいような
そんな印象でした。
しかし、彼の頭の中には
素晴らしいデザインが渦巻いていて
それは、とてつもないパワーです。
ここ数年は、娘のジェシーがデザインをすることも増え
クロムハーツも今までとは異なった広がりを見せています。
リチャードも世代交代を意識しているようですが…
私としては、まだまだ彼の中にあるものを
視覚化していってほしいです。
カリスマに年齢など関係ありませんから。
皆様も、そう思いませんか?
ひとまず、彼が健在であることに祝杯をあげ
さらなるクロムハーツの飛躍を願いたいと思います。
↓レザー×セメタリー加工例
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【セメタリーウォレットファスナー修理】
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参考文献:
「クロムハーツ写真集」グリーンアロー出版社
「relax JULY 1998」マガジンハウス
「クロムハーツ・マガジン vol,1」ワールドフォトプレス
クロムカスタム工房は
加工件数【3,468件】業界No.1、クオリティーもNo.1です。
◆一級貴金属装身具製作技能士
◆GIA GG(米国宝石学会宝石鑑定士)
両方をあわせ持つ店長の石津が、ご要望にお応えします。
どんなことでも、お気軽にご相談ください。
お問い合わせをお待ちしております。
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2. ホームページ更新情報
クロムハーツ K&Tリング 1ルビーカスタム
クロムハーツ ウォレット ファスナー交換
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■編集後記
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからも「クロムハーツの修理&カスタム情報」では、
皆さんに役立つ情報を提供できればと思っています。
ご感想・ご意見など、お気軽にご連絡ください。
では、また次回お会いしましょう!!(石津 雅之)
クロムカスタム工房株式会社
代表取締役 石津雅之 (info@kuromu.com)
◆一級貴金属装身具製作技能士◆
◆GIA GG(米国宝石学会宝石鑑定士)◆
546-0041 大阪府大阪市東住吉区桑津5丁目14-1
(TEL) 0120-958-966
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