皆様、シルバーの「火ムラ」についてご存知でしょうか?

火ムラとは、シルバーアクセに現れる茶色いシミのようなものです。 シルバーを高温で熱して加工した際に、できてしまいます。

その火ムラの主な原因は、シルバーアクセに含まれる銅です。

銅が高温で酸化し、部分的に変色するのです。

(※クロムハーツは925という合金で作られています。 92.5%が純銀、残りの7.5%に銅等が含まれています。)

この火ムラ、実はとても厄介なのです。

というのも、ムラがどの部分にあるかは磨いてみないと分からないのです。

私石津が修業を始めた頃も、この火ムラに悩みました。

そして、辿り着いたのは“研磨する”という結論でした。

美しく仕上げるためには、火ムラは削り落とすしかないのです。

その研磨方法にもポイントがあります。

簡単にご紹介すると次のような手順です。

火ムラは研磨しないと発見できないので、まず全体的に研磨。

火ムラを発見したら、粗目の研磨剤を付けてその部分を研磨。

磨き取れたら、再度仕上げ用の研磨剤で研磨。 しつこくやらないと、なかなか取れません。

インターネット等では、他の解決方法も紹介されています。

しかし、シンプルに削り落とすのが確実です。

火ムラの分の厚みを取り除くということです。

削るといっても、0,01mm~0.05mm位のごくわずかな厚みです。

ちなみに、火ムラの厚さは熱する温度や時間により変わります。

このような丁寧な研磨により、クロムハーツも美しく仕上がります。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
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編集後記
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

これから「クロムハーツの修理&カスタム情報」では、

皆さんに役立つ情報を提供できればと思っています。

ご感想・ご意見など、お気軽にご連絡ください。

では、また来週お会いしましょう!!

(石津 雅之) クロムカスタム工房株式会社

代表取締役 石津雅之 (info@kuromu.com)

◆一級貴金属装身具製作技能士◆

◆GIA GG(米国宝石学会宝石鑑定士)

◆ 546-0041 大阪府大阪市東住吉区桑津5丁目14-1
(TEL) 0120-958-966
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