クロムハーツのダイヤパヴェ高難度ランキングTOP5~広い面編~

前回は、クロムハーツの1列ライン状パヴェ高難度ランキングをお届けしました。
皆様、予想は的中されましたか?
1位は“RS3クロスチャーム”でしたが、
あの極小ダイヤの列を作る難しさは本当にハンパないです。
(もちろん、その分、気に入っていただけたときの喜びも大きいのですが)
さて、今回は、お伝えしていた通り
“面のパヴェ”の高難度ランキングをお届けしたいと思います。
1列に並べるのとは異なり、もっと広い面積にダイヤを敷き詰めるカスタムです。
なんとなく激ムズ1位のイメージは湧いてきますか?
また、あれこれ予想しながら、ぜひ最後までお付き合いください!
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◇◆【5位】最高難度のタイニー◆◇
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まず5位は、カットアウトクロスドッグタグ タイニーのパヴェです。
“タイニー”というだけあって、スモールより更に小さめのドッグタグ。
タグ自体の大きさは、以下の通りです。
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縦:16mm × 横:9mm × 厚さ:2mm
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↓計65石の極小ダイヤパヴェをご覧ください。
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【カットアウトクロスドッグタグ タイニー ダイヤパヴェ】
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これは、1石あたり約0.003カラット、直径0.8mm前後の極小ダイヤを使っています。
前回1位のRS3クロスチャームに使用したダイヤと、ほぼ同じくらいです。
「え?RS3クロスと同じっつーことは、結構ムズいんじゃないの?これが5位?」
と思われる方も多いでしょう。
5位なのに、しょっぱなから難度最高レベル!
まぁ、その通りです。
確かに0.8mmダイヤのパヴェ、大変です。
ダイヤを固定する爪の直径が、0.2mmくらいになりますから;
しかし、ダイヤの寸法さえ正確に合わせれば、石留め自体はスムーズにいきます。
ダイヤはサイドの直線部分と平行に8列並んでいますが
逆にその方が、RS3クロスの独立した“1列×3本”より、やりやすいのです。
↓こちらは22KゴールドVer.です。
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【カットアウトクロスドッグタグ タイニー22Kダイヤパヴェ】
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22Kの方はセンターにもダイヤをセッティングしているので、石数は計66石。
カットアウトクロスのセンター石は特殊な留め方をするため、
パヴェをする前に留めておきます。
このパヴェの石は、フチの方から徐々に中央の方へ敷き詰めていきます。
序盤5位が、この極小パヴェだとは、意外だったでしょうか?
「これも最高難度の部類だけど、他にもっとヤバいカスタムもありまっせ」
…という事です(笑)
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◇◆【4位】カーブの苦難◆◇
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タイニーを上回る4位は、レイズドフローラルクロスドッグタグです。
これは先程のカットアウトクロスより一回り大きいので
加工しやすいんじゃないか?と一瞬、思われるかもしれません。
「おい石津、フェイントかけやがったな」
という声が聞こえてきそう(?)です。
↓まずは実際のカスタム工程をご覧ください。
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【レイズドフローラルクロスドッグタグ ダイヤパヴェ】
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1石あたり約0.02カラットありますので、扱いやすいのは確か。
ただ、上から4枚目の写真を見ていただけると分かりやすいですが
石のレイアウトが少し複雑になるんです。
カットアウトクロスのダイヤは、先程も書いたように、縦に真っすぐ並んでいます。
一方、このドッグタグのダイヤはカーブに沿って、かなり計算された配置なんです。
◆ドッグタグ本体のアウトライン
◆中央のフローラルクロスのフォルム
どちらも考慮しながら、隙間なくダイヤを並べるのが難度UPのポイントです。
なんとなく、お分かりいただけるでしょうか?
順番としては、石は上下のカーブ周辺から合わせていき、
それから中程の左右を調整する感じです。
ちなみに、私石津は、直営店でダイヤ入りの
レイズドフローラルクロスドッグタグを見たことがありません。
そのため、参考資料もなくカスタムしたのですが
お客様から「想像以上の出来」と言っていただけたので、ホッとしました。
クロムカスタム工房では、クロムハーツのダイヤセッティング法を
100%熟知しているため、このような加工にも対応できるのです。
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◇◆【3位】際立つそれぞれの個性◆◇
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さて、3位は、2種のカスタムがコンビとなって、難度がUPしたもの。
それは、IDダガーファンシーチェーン クリップブレスです。
↓プレート&クリップにそれぞれご注目ください。
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【ダガーIDファンシーチェーン クリップブレス ダイヤパヴェ】
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ダガーIDのプレートには碁盤の目のように縦横まっすぐダイヤを入れます。
クリップのクロスボールには、これまた極小メレ。
まず、プレートは空手用の瓦の様にアールがついています。
そこへ水平垂直に、正確にダイヤをセットせねばなりません。
8列のダイヤを、瓦に沿って、全くブレずに、高さを合わせながら留める。
これは簡単なようですが、少しでも乱れがあると悪目立ちしやすいカスタム。
ドッグタグのような平面ではなく、アールのついた面は少し難度が上がります。
ただ、正直クロスボールの極小メレの方が、難しさは格段に上!
このカスタムでは、1つのクロスボールに計65石も使います。
センターの1石、そして上下左右の4方向に各16石ずつです。
例の直径0.8mm極小メレを、主に使用しています。
プレートとクロスボール、それぞれ印象も異なると思いますが
まぁ、トータルで苦心するカスタムということです。
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◇◆【2位】360度輝く◆◇
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ここから、ちょっと世界が変わります。
2位と1位を、ご想像できますか?
2位は…あのクラシックオーバルスターリングです。
↓画像をじっくりご覧ください。
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【クラシックオーバルスターリング ダイヤパヴェ】
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幅広リングの、ほぼ全面にダイヤを敷き詰めるという、最高峰のパヴェです。
手の平側まで、びっしりと計161石。
この丸みのあるリング全体に、ダイヤの配置を決める工程が1番のヤマです。
最初は、スターモチーフの左右から、石合わせしていきます。
ドッグタグのような平面なら、全てのダイヤを仮に置いて確認できますが
こういう丸みのある曲面では、そうはいきません。
ダイヤとダイヤの間隔を熟知し、
経験で養われたバランス感覚があってこそ実現できるカスタムです。
ちなみに、この全面パヴェも、クロムカスタム工房でしかやっていないものです。
ここまでゴージャスなパヴェが実現したのは
クロムカスタム工房の石留めが最高レベルだと信頼いただけたから。
とにかく、どこからどう見てもゴージャス。
カスタム史上に残る、印象的なパヴェでした。
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◇◆【1位】複雑すぎる造形◆◇
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では、パヴェランキング、いよいよ1位です。
皆様、お分かりでしょうか???
1位は…あのローリングストーンズとのコラボアイテム
“L&T(リップ&タン)”!です。
ドッグタグやクロスボールの極小メレより、更に苦心するのは、この“舌”なんです。
↓まずはチャームの画像をご覧ください。
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【L&T(リップ&タン)チャーム ダイヤパヴェ】
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横からのショットでお分かりいただけると思いますが、
けっこう激しい急カーブとなっています。
しかも、左右非対称。
これだけ有機的なフォルムにダイヤを並べるのは、経験を積んでもなお、難しいものです。
一体どこからダイヤをレイアウトしていくと思いますか?
答えは“舌の中心のラインから”です。
次のL&Tリングの例では、舌の中心に1列ルビーを置く工程を公開しています。
↓こちらが、リングのカスタム例です。
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【L&T(リップ&タン)リング ルビー&ダイヤパヴェ】
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その基準となるラインの隣に列を増やしていく感じで、全体の配置を決めていきます。
リングは、チャームより石数が少なめですが、それでもかなり苦戦します。
↓こちらは、ジッポーのカスタム例です。
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【L&T(リップ&タン)ジッポライター ルビー&ダイヤパヴェ】
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このL&Tシリーズも、経験で得たバランス感覚が必須のカスタムと言えます。
そして、実はこれも、他社ではほとんどカスタムされていないアイテムの1つ。
(稀に見かけますが、クオリティーには疑問符が付きます)
これは名バンドのシンボルであり、クロムハーツの名作なのですから
とことんカッコよくカスタムしなければいけません。
つまり、加工実績No.1のクロムカスタム工房に
おまかせいただくのがベスト、というわけです。
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◇◆難パヴェにも個性あり◆◇
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怒涛のパヴェランキング、いかがでしたでしょうか?
私石津も長くカスタム屋をしておりますが
改めて振り返ってみたら、このような結果になりました。
やはりトータルで考えると、1位はリップ&タン。
ただ、1位から5位まで順位をつけてみたものの
本当に全てが高難度で、蓄積されたノウハウが必要なものばかりです。
各アイテムには、ご説明した通りそれぞれの難関があり
毎回1つひとつが真剣勝負なのです。
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◇◆品質重視の方は石津まで◆◇
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パヴェは細部に職人の技術レベルが現れるもの。
前回と合わせて計10種のパヴェをご紹介しましたが
これらの高い技術が必要とされるパヴェは、ぜひクロムカスタム工房へご相談ください。
クラシックオーバルスターリング等の様に
お客様オリジナルのご要望にも、柔軟にお応えします。
石畳のように敷き詰めたダイヤは光を増幅し、
ご愛用のクロムハーツに最大限の輝きをもたらしてくれるでしょう!
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【修理&カスタム料金】
※加工内容により料金が異なります。
まずは画像をお送りください。
無料でお見積り致します。
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クロムカスタム工房は
加工件数【4,379件】業界No.1、クオリティーもNo.1です。
◆一級貴金属装身具製作技能士
◆GIA GG(米国宝石学会宝石鑑定士)
両方をあわせ持つ店長の石津が、ご要望にお応えします。
どんなことでも、お気軽にご相談ください。
お問い合わせをお待ちしております。
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2. ホームページ更新情報
クロムハーツ パーカー クロスパッチカスタム
クロムハーツ 2ジップウォレット、革紐交換
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■編集後記
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからも「クロムハーツの修理&カスタム情報」では、
皆さんに役立つ情報を提供できればと思っています。
ご感想・ご意見など、お気軽にご連絡ください。
では、また次回お会いしましょう!!(石津 雅之)
クロムカスタム工房株式会社
代表取締役 石津雅之 (info@kuromu.com)
◆一級貴金属装身具製作技能士◆
◆GIA GG(米国宝石学会宝石鑑定士)◆
546-0041 大阪府大阪市東住吉区桑津5丁目14-1
(TEL) 0120-958-966
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