ロレックス&クロムハーツの進化形コラボ完成!3つのこだわりポイント徹底解説

ロレックス、ウォッチブレスカスタム

ロレックスとクロムハーツが合体した

史上最強の腕時計。

誰もが憧れる、まさに夢のようなアイテムです。

なかなか簡単に手の届くものではないと思います。

というのも、その理由が

大きく分けて2つあるからです。

1つは、あまりお求めになりやすい価格ではないということ。

そして、2つ目に考えられるのは

そのクオリティー問題。

ロレックスとのコラボ・ウォッチは

元々クロムハーツが製作しています。

しかし“パーツの形状に改善の余地アリ”

と感じておられる方も、実は多いんです。

そんな中、クロムカスタム工房では遂に

要となるジョイント・パーツをお作りしました。

今回は、その進化形パーツの詳細と

製作の裏側(の苦悩;)をご紹介したいと思います。

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◇◆こだわり抜いて◆◇

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お預かりしたのは、

ベルトを外した状態のロレックスと

ファンシーリンクブレス。

ジョイント・パーツ製作にあたり

特に、以下の点を重視しました。

◇3つのポイント◇

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(1)時計とパーツの間に妙な隙間が無い

(2)腕にフィットするカーブ

(3)ロレックスに見合った重厚感

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この3つを実現するには

実に、様々な試行錯誤が必要でした。

↓まずは実際のコラボ・ウォッチをご覧ください。

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【ロレックス&ファンシーリンクブレス】

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◇◆悩ましい“横穴なし”◆◇

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正直、最も難儀したのは

(1)の“隙間を無くす”でした。

というのも、それをめっちゃ困難にする

ハードルがあったからです。

それは、バネ棒が入る部分の構造。

例のロレックスは、

バネ棒がラグに貫通しないタイプなんです。

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※“バネ棒”

⇒ブレスを時計に接続する際に通すピンのこと。

両端にバネが仕込まれています。

※“ラグ”

⇒時計本体ケースの上下に各2本ずつ突き出ている爪のような部分。

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ちなみに、貫通しているものは

ラグ側面の穴から、バネ棒の端が見えます。

『ロレックス 横穴』

などで画像検索すると、

昔の“横穴あり”モデルが見られます。

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◇◆難問:穴は、どこや?◆◇

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で、一体なにが大変なのかというと

バネ棒を入れる“穴の位置の把握”です。

ラグの内側には、バネ棒がハマる凹みがあります。

その凹み穴に合わせて

ジョイント・パーツにも穴をあけるのですが

…想像してみてください。

どうすれば、まったくズレることなく

パーツ側の穴の位置を決められると思いますか?

この場合、ラグに横穴があいていれば、簡単なんです。

最近のスタイリッシュな“横穴なし”は

“カスタム屋泣かせ”ということです;

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◇◆モノサシだけでは不可能?◆◇

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元々のブレスがあれば

多少は参考になったかもしれませんが(?)

しかし、ロレックスのブレスと

クロムハーツ仕様のジョイント・パーツでは

かなり造りが異なりますから、なんとも言えません。

考えた末、ジュエリーの原型作りに用いる

やわらかめのワックスを使うことにしました。

ワックスを、時計のラグの内側に押し付けて

穴の周辺だけを型取りしたんです。

そうすると、立体的な造形物として

穴の位置が非常にクリアに理解できます。

奥まったところを正確に計測するには

おそらく、これが近道だったと思います。

そのワックスの形を見本として観察しながら

なんとかジョイント・パーツを作ることができたというワケです。

もちろん、バネ棒を再び外せるように

裏側のミゾも、ちゃんと作りました。

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◇◆可動 or 非可動?◆◇

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時計とパーツの穴問題は、これでOK。

ですが、ジョイント・パーツが可動するなら

ブレスの角度が変わった際に、どうしても隙間は出現してしまいます。

ですので、このカスタムでは

パーツは時計に固定するように作りました。

◆バネ棒の穴の位置を完璧に合わせる

◆ジョイント・パーツは非可動にする

これが、完成度を高めることができた秘訣です。

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◇◆絶妙カーブ◆◇

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やっと(2)のポイント“カーブ”です。

結論から言うと

正規品よりアールは“キツめ”にしました。

時計とパーツを非可動にしたためです。

動かない分、人の腕にフィットしやすい形状を追求したんです。

どちらかというと、クロムハーツのパーツは

平たいものが多いように感じます。

※正規品にも個体差はあると思います。

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◇◆バランス命◆◇

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穴とカーブに苦心しながら、

やっとできたジョイント・パーツの土台。

そこに、他のアイテムからプラスモチーフを

移植(ロウ付け)すれば、出来上がりです。

そして、(3)の全体的な“重厚感”も大事にしました。

私石津は、海外へオーダーされた

コラボ・ウォッチも実際に見たことがあります。

それも、モデルによりけりで

手掛けた職人の個性が出るものだと思います。

ただ、いずれも率直な感想として

「土台もモチーフも薄い」

と感じていました。

ボリュームのある時計本体に対して

パーツが華奢すぎるんです。

ですので、クロムカスタム工房では

ロレックスにマッチする厚みに、こだわりました。

着用すれば、程よい重みに

高級感を感じていただけると思います。

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◇◆これまでのロレックス補修◆◇

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隙間の違和感や、パーツ自体の薄さetc.

「なんとなく気になる」

というお悩みを、私石津は幾度となく伺ってきました。

それは、ケース・バイ・ケースで

ベストだと思える加工をするしかありません。

バネ棒の穴の位置を変えたり

ブレスの端に銀をロウ付けで足したり

あの手この手で補修をしていたんです。

↓代表的な例をご覧ください。

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【コラボ・ウォッチのスキマ補修1】

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【コラボ・ウォッチのスキマ補修2】

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クロムカスタム工房としては

できる限りのことをさせていただいています。

ただ、後から部分的に手を加えるのと

最初からパーツを用意するのでは

やはり仕上がりの雰囲気は異なります。

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◇◆じっくり比較して、お選び下さい◆◇

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時計ブランドの最高峰ロレックスに

シルバーアクセサリーの帝王クロムハーツ。

本当に最上級のコンビなんですが、

なかなか一筋縄ではいかないものです。

つい気合いが入りすぎて、長くなりましたが…

「クロムカスタム工房のパーツ、ええやん」

と思われた方は、ぜひ私石津まで気軽にご相談ください。

品質の高さとコスパを重視するなら

きっとご納得いただけると思います。

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※加工内容により料金が異なります。

 まずは、画像をお送りください。

 無料で見積り致します。

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クロムカスタム工房は

加工件数【4,044件】業界No.1、クオリティーもNo.1です。

◆一級貴金属装身具製作技能士

◆GIA GG(米国宝石学会宝石鑑定士)

両方をあわせ持つ店長の石津が、ご要望にお応えします。

どんなことでも、お気軽にご相談ください。

お問い合わせをお待ちしております。

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2. ホームページ更新情報

クロムハーツ カットアウトクロスドッグタグSM 1ルビーカスタム

クロムハーツ 3ピース ケルティックローラーベルト 5cm延長

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■編集後記

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

これからも「クロムハーツの修理&カスタム情報」では、

皆さんに役立つ情報を提供できればと思っています。

ご感想・ご意見など、お気軽にご連絡ください。

では、また次回お会いしましょう!!(石津 雅之)

クロムカスタム工房株式会社

代表取締役 石津雅之 (info@kuromu.com)

◆一級貴金属装身具製作技能士◆

◆GIA GG(米国宝石学会宝石鑑定士)◆

546-0041 大阪府大阪市東住吉区桑津5丁目14-1

(TEL) 0120-958-966

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